温泉

【空想旅行】登別温泉編~癒しの宿を調査!泉質豊富な温泉宿で癒しの時間を楽しみたい!

 今回の【空想旅行】は、北海道道央の『登別温泉』へ行き、温泉を楽しみたいと思います!

 北海道屈指、いや、日本屈指の温泉地である『登別温泉』!
 どんな温泉地で、どんな宿があるんでしょうねぇ~。北海道の温泉っていうだけでワクワクしてしまう、ミーハーです…(笑)。

 では、調査していきます!

  ≪ 目 次 ≫                                     
  1.登別温泉とは
  2.登別温泉へのアクセス
  3.登別温泉の宿
  4.おわりに

1.登別温泉とは

 『登別』の名前の由来は、やはりアイヌ語にありました。「ヌプルペツ(白く濁った川・色の濃い川)」という意味だそうです。

 『登別温泉』は、東に倶多楽(クッタラ)湖、西に洞爺湖、北東に支笏湖があり、それらの火山活動によって作られた巨大なカルデラ地帯に流れる登別川の支流であるクスリサンベツ川(アイヌ語で、薬湯の川の意)に沿って広がる温泉郷です。
 もともとはアイヌの人々の湯治場だったそうで、温泉地となっていったのは幕末の頃だそうです。

※カルデラとは…
 火山活動によってマグマが噴き出すことで地下に空洞ができ、そこが陥没することでできる凹地のことで、直径2km以上あるものとされています。

 では、『登別温泉』の源泉である「地獄谷」や「大湯沼」などの火口群の歴史とは…。
 ちなみに、源泉は30ヶ所以上もあるとのこと!

 約1万年前に倶多楽の西麓で火山活動が始まり、日和山(溶岩ドーム)が作られ、その後、噴火活動(水蒸気噴火)が繰り返されるうちに「地獄谷」や「大湯沼」などの爆裂火口群が形成され、温泉が湧き出るようになったとのこと。
 最新の噴火は約200年前、日和山-大湯沼あたりで発生したそうです。

 活火山のため、今もいたる所から高温の水蒸気や火山性ガスの白い煙が上がり、地面からはボコボコと泡を出しながら温泉を湧き出しています。

 まさに、大地のパワーを感じることができます!

 そんな大地のパワーを感じられる「地獄谷」「大湯沼」「奥の湯」「大正地獄」などは、『登別温泉』の観光スポットとなっていて、遊歩道が整備されているので観て周ることができます。
 「大湯沼」から湧き出た温泉は大湯沼川へ流れ出し、「大湯沼川天然足湯」となっています。こちらへも行ってみたいですね!

地獄谷
大湯沼川天然足湯
【登別国際観光コンベンション協会HP】より

 では、『登別温泉』の基本情報を!

泉 質・硫黄泉
・食塩泉(塩化物泉)
・明礬泉(ミョウバンセン)(含アルミニウム泉)
・芒硝泉(ボウショウセン)(硫酸塩泉)
・緑礬線(リョクバンセン)(含アルミニウム泉)
・鉄泉(含鉄泉)
・酸性鉄泉
・重曹泉
・ラジウム泉
 湧出量 各源泉からの湧出量の合計
 1日1万トン(毎分3,000リットル)
温 度45~90度
効 能・硫黄泉
  毛細血管や冠状動脈を拡張させる働きや解毒作用がある。
  慢性皮膚病、慢性婦人病、慢性気管支炎、動脈硬化症、糖尿病、切り傷
・食塩泉(塩化物泉)
  保温効果が高い。
  神経痛、腰痛、冷え性、切り傷、火傷、慢性皮膚病
・明礬泉(含アルミニウム泉)
  皮膚や粘膜を引き締める働きがある。
  慢性皮膚病、水虫、じんましん
・芒硝泉(硫酸塩泉)
  陰イオンは硫酸イオン、陽イオンはナトリウムが主成分。
  動脈硬化症、高血圧症、慢性皮膚病、切り傷、火傷
・緑礬線(含アルミニウム泉)
  陰イオンは硫酸イオン、陰イオンは鉄が主成分。
  貧血症、慢性湿疹
・鉄泉(含鉄泉)
  1kg中、20mg以上の鉄イオンを含む、よく温まる。
  月経障害、慢性湿疹
・酸性鉄泉
  殺菌力が強い。
  慢性皮膚病
・重曹泉
  皮膚の角質層を柔らかくし、分泌物を乳化する作用がある。
  慢性皮膚病、切り傷、火傷、冷え性
・ラジウム泉
  主体はラドンとトロンで、万病に効く。特に鎮静作用がある。
  神経痛、リウマチ、更年期障害、高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、慢性婦人病  
※酸性の温泉は刺激が強いので、体の弱い方や高齢者の方は注意してくださいね。                  

 『登別温泉』は、上記のように泉質の種類や湧出量が豊富なため、「温泉のデパート」と呼ばれているんですよ! 1ヶ所の火口周辺で何種類もの泉質を持っているのはとても珍しいことなんだそうです。

 でも、これだけの効能があることから、その昔、アイヌの人々が湯治場にしていたということや、明治時代には傷病兵の保養所になっていたというのも納得ですね~。
 っていうか、昔の人って、いつから温泉に効能があるってわかってたんだろう~。うん?そんなこと言ったら、最初に温泉に入った人もすごいな~。無臭の無色透明ならわからなくもないけど、熱湯の硫黄泉なんてふつうなら入ろうなんて思わないよなぁ~。となると、温泉を見つけてくれた人、入ってくれた人に感謝ですね(笑)。

 あ―――、ゆ~っくり温泉に浸かりた~い!

2.登別温泉へのアクセス

 『登別温泉』の温泉街を拠点としますね。

◎ バスの場合
 ・JR登別駅からの路線バス
    道南バス(足湯入口行 / 登別温泉行:登別温泉下車)約20分 片道350円
 ・新千歳空港から
    高速登別温泉エアポート号 約1時間 運賃1,400円
 ・新千歳空港から
    高速はやぶさ号(汐見坂下車)+路線バス 約1時間+約15分 運賃1,340円+350円
 ・JR札幌駅から
    高速おんせん号 約1時間40分 運賃1,990円
 ・JR札幌駅から
    高速白鳥号・むろらん号(登別下車)+路線バス
            約1時間50分+約15分 運賃2,070円+350円

◎ 車の場合
 ・新千歳空港から
   高速利用 (道央道)新千歳空港IC → 登別東IC → 道道2号線 → 道道350号線
          約82km 約1時間 高速代1,860円
   一般道   国道130号線 → 国道36号線 → 道道2号線 → 道道350号線
          約72km 約1時間30分
 ・JR札幌駅から
   高速利用 (道央道)北郷IC → 登別東IC → 道道2号線 → 道道350号線
          約120km 約1時間30分 高速代3,000円
   一般道   国道230号線 → 国道453号線(支笏湖経由)→ 道道141号線(樽前錦岡線)
         → 国道36号線 → 道道2号線 → 道道350号線
          約115km 約2時間30分

3.登別温泉の宿

 豊富な泉質と豊富な湯量を誇る『登別温泉』。ゆっくりと宿泊したいですよね~!

 豪華な宿で贅沢に、手軽に温泉を堪能したい、ファミリーで、北海道ならではのおいしい食事を…などなど、ご希望があると思います。
 バラエティに富んだホテルや宿があるので、ご希望の宿がきっとあると思います。
 宿により引いている泉質が違うので、そこをポイントに選ぶのもありですね!

望楼NOGUCHI 登別  (地図)

 泉質:硫黄泉
 全室50m2以上の展望風呂付きスイートルーム。プライベート空間を演出した”大人”なホテル。食事は個室の食事処となっていて、季節ごとに代わるオリジナル会席料理を楽しめる。




登別温泉郷 滝乃家  (地図)

 泉質:硫黄泉・ラジウム泉
 客室から森を望め、ウッドデッキや露天風呂を備えた客室もある。食事は見事な日本庭園を望める全席個室のダイニング。闊歩料亭から始まった宿の
ため、食事にもこだわっている。




第一滝本館  (地図)

 泉質:硫黄泉・芒硝泉・酸性緑礬線・食塩泉・重曹泉
 「地獄谷」のすぐ隣に位置している。男女合わせて1,500坪の大浴場に、35種類もの湯舟!露天風呂では湯船につかりながらお酒を楽しめる。食事は部屋食とオープンキッチンのビュッフェダイニングから選べる。愛犬と泊まれる客室もある。



ホテル まほろば  (地図)

 泉質:硫黄泉・食塩泉・単純硫黄泉・酸性鉄泉
 男女合わせて31種類もの湯舟!露天風呂は開放感に溢れている。客室は和室・洋室・和洋室・露天風呂付きスイートルームと豊富。食事は個室での会席料理とオープンキッチンのバイキングから選べる。




祝いの宿 登別グランドホテル  (地図)

 泉質:食塩泉・硫黄泉・鉄泉
 ヨーロッパの異国情緒漂うホテル。ドーム型のローマ風大浴場、庭園露天風呂では滝が鳴れ、檜風呂と岩風呂がある。貸切風呂もある。食事はバイキング。バイキング会場にスイーツ工房もある。部屋食プランもある。


登別 石水亭  (地図)

 泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・
    硫酸塩温泉
 露天風呂では「大湯沼奥の湯』を源泉かけ流しで、檜風呂と設樂焼き風呂がある。食事はバイキング・居酒屋風ダイニング・食事処での懐石料理から選べる。エステや岩盤浴、カラオケバーなど館内施設も充実。



登別万世閣  (地図)

 泉質:酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・
    塩化物温泉(硫化水素型)
 自然を感じられる東屋のある露天風呂が人気。寝湯やサウナもある。食事はライブキッチンのあるバイキング。キッズスペースやキッズ用プール、貸出グッズなどがあり、子ども連れで楽しめる。



パークホテル雅亭  (地図)

 泉質:硫黄泉・子宝湯・パーク泉・12号泉・奥の湯
 真下に源泉を持つ、クスリサンベツ川沿いにあるホテル。露天風呂では「地獄谷」をモチーフにしてたくさんの石が積まれている雰囲気が良い。食事は和洋中のバイキング。ズワイガニの食べ放題も。




花鐘亭はなや  (地図)

 泉質:硫黄泉
 小さな純和不旅館。アットホームな雰囲気。露天風呂、内湯ともにこじんまりだが、アメニティが充実。食事は部屋食。





旅亭 花ゆら  (地図)

 泉質:硫黄泉・単純硫黄泉・子宝泉
 露天風呂付きの客室が25部屋ある。広々した大浴場と露天風呂では自然を眺めながらのんびりと。食事は個室の食事処で会席料理。





ホテルゆもと登別  (地図)

 泉質:硫黄泉・食塩泉・酸性鉄泉・
    混合泉(酸性鉄泉+食塩泉)
 温泉街の入口に位置するホテル。仰向けに寝ながら入浴できるバイブラバス、温泉マッサージ効果の打たせ湯など、大小5つの湯舟と露天風呂を楽しめる。食事は部屋食。



滝本イン  (地図)

 泉質:硫黄泉・芒硝泉・酸性緑礬線・食塩泉・重曹泉
 壁がレンガ調のアメリカンスタイルのホテル。カジュアルでアットホームな雰囲気。大浴場も完備しているが、向いにある「第一滝本館」の大浴場を24時間自由に利用できる。食事はビュッフェスタイル。




御やど 清水屋  (地図)

 泉質:硫黄泉
 老舗の宿といった雰囲気で、部屋付きの仲居さんがいる。広々とした大浴場、こじんまりとした露天風呂だが充分くつろげる。食事は部屋食でゆっくりと。





滝乃家別館玉乃湯  (地図)

 泉質:硫黄泉
 温泉街の「極楽通り」のほぼ中央に位置する小さな宿。チェックアウトがAM11:00とゆっくりめ。お風呂は貸し切りもある。客室は和室でゆっくりと。食事は食事処で会席料理。




4.おわりに

 「温泉のデパート」と言われる『登別温泉』の宿、いかがでしたか?

 宿がたくさんあって、観光客の多い温泉地なんだとわかりますね!

 お気に入りの宿を見つけてもらえたら嬉しいです!

 観光スポットが温泉街に集中しているので観光しやすいうえに、年間通してさまざまなイベントも行われています!

 日頃の疲れを取りに訪れてみませんか~?
 鬼たちも待ってますよ~(^o^)

※コロナウィルス感染法の影響で、各施設とも通常営業ができていないと思われます。
 訪れる際には、事前に確認してくださいね。

※本文内の写真について、注釈のないものはすべて【写真AC】より掲載しています。

写真素材無料【写真AC】

★国内旅行の予約なら…

★格安航空券の予約なら…

★高速バスの予約なら…

★レンタカーの予約なら…