今回の【空想旅行】は、北海道道央の『登別温泉』へ行きたいと思います!
北海道屈指の温泉地である『登別』。どんなところなんでしょうねぇ~。
恥ずかしながら、私、温泉地であるということしか知らなくて…。なので、どんな見どころがあるのか、じっくり調査していきたいと思います!
1.登別とは
『登別』の名前の由来は、やはりアイヌ語にありました。「ヌプルペツ(白く濁った川・色の濃い川)」という意味だそうです
『登別』での観光の代表格と言えば、なんと言っても「地獄谷」ですね!グツグツを湧き出る源泉を間近に観ることができ、大地のパワーを体感できます!
他にも、年間通して、お湯の守り神「湯鬼人(ユキジン)」たちによるイベントもたくさんあり、もちろん、北海道ならではの大自然も楽しめます!
温泉街の東側には、透明度抜群の「倶多楽湖(クッタラコ)」、温泉街近くの森林は「登別原生林」として、国の天然記念物に指定されています。
そうそう、忘れてはいけない!日帰り入浴も存分に楽しめます!泉質の種類や湧出量の多さから「温泉のデパート」と言われている『登別温泉』ですからね、ぜひ、入浴したいですよね!
結論、『登別』は山・湖・海など、温泉と一緒に観光を楽しめる温泉地ということですね!
早速、その見どころを調査して行きましょう~!
2.登別温泉街へのアクセス
『登別』の温泉街にあるバスターミナルを拠点とします。
◎ バスの場合
・JR登別駅からの路線バス
道南バス(足湯入口行 / 登別温泉行:登別温泉下車)約20分 片道350円
・新千歳空港から
高速登別温泉エアポート号 約1時間 運賃1,400円
・新千歳空港から
高速はやぶさ号(汐見坂下車)+路線バス 約1時間+約15分 運賃1,340円+350円
・JR札幌駅から
高速おんせん号 約1時間40分 運賃1,990円
・JR札幌駅から
高速白鳥号・むろらん号(登別下車)+路線バス 約1時間50分+約15分 運賃2,070円+350円
◎ 車の場合
・新千歳空港から
高速利用 (道央道)新千歳空港IC → 登別東IC → 道道2号線 → 道道350号線
約82km 約1時間 高速代1,860円
一般道 国道130号線 → 国道36号線 → 道道2号線 → 道道350号線
約72km 約1時間30分
・JR札幌駅から
高速利用 (道央道)北郷IC → 登別東IC → 道道2号線 → 道道350号線
約120km 約1時間30分 高速代3,000円
一般道 国道230号線 → 国道453号線(支笏湖経由)→ 道道141号線(樽前錦岡線)
→ 国道36号線 → 道道2号線 → 道道350号線
約115km 約2時間30分
3.登別温泉街周辺の見どころ
3-1 源泉火口群
『登別温泉』の源泉である「地獄谷」「大湯沼」「奥の湯」「大正地獄」をそれぞれ調査してみましょう!
遊歩道が整備されているので歩いてまわることができます! ポイントごとに案内看板もあるので、迷う心配はなさそうです。
まずは、「地獄谷」の入口にある「登別パークサービスセンター」に立ち寄って、この一帯の自然や温泉の知識を学ぶのもいいですね。パンフレットなどもあるので情報収集もできます。なんと、長靴や傘の無料貸し出しといううれしいサービスもあるそうですよ。
また、5月~10月の10時~15時の間、観光ボランティアガイドの方が常駐してくれているそうなので、案内していただくのもいいですね!
3-1-1 地獄谷
「地獄谷」は、直径450m、面積11haと広大な火口跡です。あちこちにある湧出口や噴気孔から白く濁った温泉がボコボコ湧き出していたり、噴煙を上げている様子がまさに「鬼の棲む地獄のようだ」と、この名前が付いたそうですよ。
硫黄の匂いがプンプンする中、「地獄谷」の遊歩道は山肌に沿うように整備されています。
スタート地点の「登別パークサービスセンター」付近には「地獄谷展望台」と「地獄谷第2展望台」があるので、ここから全体を見渡してからスタートしましょうかね。
「地獄谷展望台」からスタートするとすぐに、右へ降りて行く階段があります。
階段を降りて行くと、そこには「薬師如来堂」があります。この下から湧き出た温泉で目を洗ったら眼病が治ったという伝説があり、治癒のお礼に寄進した石碑がお堂に安置されているそうです。
では、遊歩道に戻り、「地獄谷」の終点地点「鉄泉池」へ行きましょう。
遊歩道を歩いていると、「地獄谷」の真ん中あたりを温泉の川が流れているのがわかります。
この川は「三途の川」と言うそうです。地獄っぽいですねぇ~。
実は、「鉄泉池」の手前でこの川を渡るんです!遊歩道の下に流れているので。
あ――、この世とあの世の境目なのに…とちょっといい気持ちはしないですよね。でも、大丈夫!「地獄谷」では川を渡ると長生きすると言われているんだそうです。良かった良かった!
遊歩道を進んで行くと200mほどで分岐点があり、右へ進むと「地獄谷」の終点である「鉄泉池」です。
山沿いの遊歩道から地獄の中へ入って行く感じです!な~んて、大袈裟ですね(笑)。
ちなみに、右の写真で、後ろを歩いている人の下が「三途の川」ですね、
「三途の川」を渡ると「鉄泉池」です。
「鉄泉池」は、約80度の熱湯が噴き出す間欠泉です。
噴き出す間隔は、数分から数十分とバラツキがあるので、すに観れたらラッキーとのこと!
また、噴き出す高さですが、何メートルも噴き出すわけではなく十数センチくらいボコボコと噴き出すくらいだそうです。
このくらいの間欠泉なので目の前で観れるんですね。でも、熱湯ですからね!ご注意を!
「地獄谷」にある大きな湧出口や噴気孔には、それぞれ「○○地獄」と名前が付いているそうですよ。
見学はいつでも自由にでき、展望台は23時頃まで照明が点灯しているそうですが、夜行ったら…、なんか怖そう…。でも、夜の「地獄谷」も魅力を感じますね!
3-1-2 大湯沼(大湯沼川天然足湯)
「大湯沼」は、「地獄谷」の北側にあるひょうたんの形をした温泉の沼です。
「地獄谷」からは「大湯沼遊歩道①②」を進んで行きます。森林浴を楽しみながらゆっくり歩いて30分くらいの距離ですね。
しかし、「地獄谷」の遊歩道と同じと思って行かない方がよさそうです。山道で勾配もキツく、しかも階段…。でも、この遊歩道の周囲は、大正13年(1924年)に国指定の天然記念物に指定された「登別原始林」となっているので、豊富な高山植物を楽しみたいですね。シカやクマゲラなどに会えることもあるそうですよ。
案内看板によれば、300mほどの山道で、階段は156段とのこと。ゆ~っくり行きましょう!
ちなみに、歩きはちょと…という方は、「登別パークサービスセンター」から車なら5分ほどで行けます。共通駐車券(500円)で「地獄谷」と「大湯沼」の両方の駐車場を利用できるそうです。
それでは、「大湯沼」へ!
と、その前に、「大湯沼遊歩道②」に入ると「大湯沼展望台」があるので、上から覗いて行きましょうかね
(写真下)。
「大湯沼」は、周囲約1km、深さは22mもあるそうです!
そんなに深いなんて、ちょっとビックリ~。こんなに大きな湯の沼は珍しいらしく、学術的にも貴重なんだそうです。
沼の底から湧き出ているのは130度もある硫黄泉とのこと。表面温度でも40~50度あるそうですよ!
ガスが噴気して湯面に見える気泡は、大きな鍋がグツグツ煮えたぎっている感じですかねぇ~。
駐車場から観れるようになっていますが、駐車場に繋がる一般道からも間近に観ることができますよ。その際は、車に気をつけてくださいね。
で、注意看板には、「中州に入ると埋まります」と書かれているとか…。
入りたくなっちゃう気持ち、わからなくもない…。私は水辺に立つと、ちょっと水を触りたくなっちゃうので…。なので、こういう看板は自制心を高めてくれます(笑)。っていうか、そもそも立入禁止ですからね!
ちなみに、昔は、沼に船を浮かべて堆積する硫黄を採取していたそうです。火薬の原料としていたとか。大変な作業だったでしょうね。
そして、上の写真で「大湯沼」の後ろに見えるのが「日和山」。この山は活火山で、山から立ちのぼる噴煙がどちらの方向に流れるかで天気を判断していたことから、「日和山」という名前が付いたそうです。
また、「大湯沼」からは湧き出た温泉が大湯沼川へと流れ出しています。温泉の川ですよ!温泉好きにはたまらないですよね!
その温泉の川が「天然足湯」として楽しめる観光スポットになっています。
「大湯沼」の駐車場から歩いて約20分くらい。
「大湯沼」から流れ出るときは熱湯ですが、川となって流れて来るうちに適度な温度になるそうです。水深も足首程度です。まさに「天然足湯」!
上流に行くほど温度は高いので、ちょっと川の中を歩いて、自分にちょうどいいと思う場所を探すのも楽しいかも。足元には天然の石がゴロゴロしているそうなので、歩けば足つぼ効果も期待できますしね!血液の循環が良くなって冷え性やむくみにいいですよ~。
川岸は丸太などで腰掛けられるようになっていますが、多くの人が出入りするので濡れているとのことなので、レジャーシートがあるといいそうですよ。あと、足ふきタオルもお忘れなく!
3-1-3 奥の湯
「奥の湯」は、「大湯沼」駐車場の右側にあります。
「大湯沼」に比べたら小さいです。1/10くらいかな?
沼底は円錐状らしく、そこから硫黄泉が激しく噴き出しています。特に中央付近と手前の噴出が激しいそうです。
沼の表面温度は75~85度とかなりの高温!
ウッドデッキが整備されているので近くで観れますが、高温なので気をつけてくださいね。
もしかしたら、表面温度が高い分、「奥の湯」のほうが煮えたぎってる感はあるかもしれないですね。
ちなみに、「奥の湯」の硫黄は沼底には堆積せず、流れ出ているそうです。
3-1-4 大正地獄
「大正地獄」は、大正時代におきた小爆発でできた間欠泉です。周囲は10mほどと小さいのですが、とても不思議な自然現象を起こします。
それは、湯量が周期的に増減する間欠泉なのですが、減少するときに地鳴りとともにお湯の色が透明、青色、白色、ピンク色、灰色、黒色などと変化するそうなんです。なぜ色が変わるのか…、ハッキリしたことはわかっていないとのこと。
温泉に含まれる成分や湯量の関係なのかなぁ~なんて、安易な想像。それにしても不思議~!変化するところを観てみたいですよね!
ちなみに、黒色はめったに見られないそうなので、観れたら超ラッキー!
しかし、残念なお知らせが…。
平成28年(2016年)に、高さ10mにも達するお湯の噴出があり、その後も噴出活動が続いているそうなんです。なので、安全確保のため、現在(2021年7月)も立入禁止になっているそうです。
観てみたいですが、なんと言っても活火山地帯ですからね!活動が活発と言われたら、やっぱり怖いですよね。
『登別温泉』の遊歩道のある一帯は、石のすき間から蒸気が出ていたり、土が熱で焦げていたりする場所もあるそうで、いつどこから温泉が噴き出してもおかしくないのだとか…。何度も言いますが、活火山ですからね!
あまりしつこく活火山を強調すると、恐怖心を仰いでいるみたいなので、気象庁の噴火警戒レベルを確認してみました! 2021年8月現在、「レベル1(活火山であることに留意)」となっていました。噴火活動自体は穏やかなので大丈夫ってことですね!そりゃそうですよね(笑)。
3-2 日帰り温泉
『登別温泉』は、「温泉のデパート」と言われるくらい豊富な泉質と豊富な湯量。せっかくですから、温泉巡りをして楽しみたいですよね!
彼我帰り入浴ができる宿をご紹介しま~す。
◎ 第一滝本館
所 在 地 | 登別市登別温泉町55 地図 |
泉 質 | 硫黄泉、芒硝泉、酸性緑礬線、食塩泉、重曹泉 |
営業時間 | 9時~21時(受付は18時まで) |
料 金 | 大人2,250円、子ども1,100円 ※16時以降利用の場合、大人1,700円、子ども825円 |
露天風呂 | 有り |
休 憩 所 | 有り(無料、16時まで) ※有料にてルームチャージも可 |
◎ 登別万世閣
所 在 地 | 登別市登別温泉町21 地図 |
泉 質 | 酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) |
営業時間 | ・7時~9時30分(受付は9時まで) ・13時30分~18時(受付は17時まで) |
料 金 | ・7時~ 大人700円、子ども400円 ・13時30分~ 大人1,100円、子ども550円 |
露天風呂 | 有り |
休 憩 所 | 有り(無料) |
◎ ホテルゆもと登別
所 在 地 | 登別市登別温泉町29 地図 |
泉 質 | 硫黄泉、食塩泉、酸性鉄泉、混合泉(酸性鉄泉+食塩泉) |
営業時間 | 13時~20時(受付は19時まで) |
料 金 | 大人1,200円、小学生600円、2~未就学児200円 |
露天風呂 | 有り |
休 憩 所 | 有り(無料) |
所 在 地 | 登別市登別温泉町154 地図 |
泉 質 | 硫黄泉、食塩泉、鉄泉 |
営業時間 | 12時30分~16時(受付は15時30分まで) ※月曜日・木曜日は14時30分~ |
料 金 | 大人1,500円、子ども500円 |
露天風呂 | 有り |
休 憩 所 | 無し |
◎ 花鐘亭はなや
所 在 地 | 登別市登別温泉町134 地図 |
泉 質 | 硫黄泉 |
営業時間 | 11時~19時(受付は18時まで) |
料 金 | 大人1,100円、子ども500円 |
露天風呂 | 有り |
休 憩 所 | 有り(無料) |
所 在 地 | 登別市登別温泉町60 地図 |
泉 質 | 硫黄泉、明礬泉 |
営業時間 | 7時~21時(受付は20時30分まで) |
料 金 | 大人450円、子ども180円 |
露天風呂 | 無し |
休 憩 所 | 1日券を購入すると利用可 |
3-3 極楽通り
温泉街のメインストリートで、バスターミナルから「泉源公園」までの約400mの商店街です。
ホテルや飲食店、おみやげ屋さん、コンビニなどが立ち並んでいて、浴衣を着た観光客で温泉街~って感じ!右の写真には観光客写ってないけど…(笑)。
おみやげ屋さんは、閉店時間がけっこう早いそうなのでご注意を!
「極楽通り」で特徴的(?)なのは、「鬼」の石像や北海道にちなんだ動物の石像などが数多く点在していることですかね。「極楽通り」の中央付近には、なんと、「閻魔堂」があります!(写真左下)
「鬼」の石像が多いのは、『登別温泉』にはお湯の守り神「湯鬼人」がいるとされているからだそうです。
「閻魔堂」に鎮座するのは、もちろん、閻魔さま!この閻魔さまはからくり人形だそうです。普段は穏やかな表情をしていますが、1日に数回、「地獄の審判」の時間になると表情は一変、怖ろしい顔になるのだとか。なぜなら、人間の悪事を裁くため!
ちなみに、「地獄の審判」の上演時間表が「閻魔堂」の前にあるのでご確認を!
そして、「極楽通り」にある「鬼」の石像には、「合格祈願の石像」「商売繁盛の石像」「恋愛成就の石像」「無病息災を願う石造(湯かけ鬼蔵)」(写真中央上)などがあり、どれもユーモアのあるかわいらしい「鬼」たちです。
また、北海道にちなんだ動物の石像には、キツネ(写真右上)、ウマ、ヒツジ、クマ、フクロウなど。
これらの石像を見つけながら「極楽通り」を歩くのも楽しそうですね!
3-4 泉源公園
「泉源公園」は、間欠泉のある公園です。
平成8年(1996年)、開湯150周年を記念して整備された公園で、「極楽通り」の北側出入口にあります。
「地獄谷」から流れてくる温泉の川沿いに噴き出している間欠泉で、もともとここにあったホテルが泉源として使っていたものだそうです。
ホテルの跡地を公園として整備したんですね。
そして、見応えありますよ~!
約3時間おきに、80度もの温泉が湯気とともに約8mの高さまで噴き上がるとのこと。しかも、50分ほど続くんだそうです!噴出量も約2,000リットルにもなるんだとか。
迫力ありますよね!観光に行った際には、うまく噴き出しのタイミングと合ってほしいものです!
噴き出していない時でも、白い煙がモクモクを立ちのぼっているので、ここでも大地のパワーを感じますよ!
写真に写っているように、間欠泉の前には桶を持ったかわいい「鬼っ子」と金棒のモニュメントがあります。この金棒のモニュメントは、公園内に9本あります。
そのうちの8本は円を描くように配置されていて、「学業成就」「金運上昇」「商売繁盛」「立身出世」「無病息災」「子孫繁栄」「家庭円満」「良縁成就」とそれぞれ違うご利益があるそうです。残りの1本、「大願成就」の金棒は円のほぼ中心となる地中に埋められているそうですが、最もパワーがあると言われています!
そのご利益を賜るための絵馬「鬼願」が金棒のイボにたくさん掛けられています。この絵馬は観光協会やホテルなどで540円で販売しているそうなので、ぜひ!
3-5 のぼりべつクマ牧場
「のぼりべつクマ牧場」は、北海道の人たちにとっては、「登別温泉=クマ牧」というくらい有名なんだそうです。
場所は温泉街の東側にそびえる四方嶺の山頂。そこまでは、ロープウェイで行きます。全長1,260m、高低差300mを約7分で登りますよ~。
「クマ牧場」には、常時100頭以上のエゾヒグマが飼育されているそうで、3つの牧場に分かれています。エゾヒグマは北海道だけに生息するクマで、大きいオスだと体長2m、体重250kgもあるそうですよ!
第1牧場はオスグマだけ。ガラスの壁がある「人のオリ」から間近に観ることができます(写真左下)。
第2牧場はメスグマだけ。立ち上がっておやつをおねだりする姿を観ることができます(写真右下)。
第1牧場と第2牧場のクマへ、1袋100円のクッキータイプのエサを自由にあげていいそうです。
メスグマのおねだりするポーズは飼育員が教えたわけではなく、こんなポーズをしたら人間が喜ぶとわかっているかのよう。とても芸達者だそうです。オスグマは身体が大きい分、動きが少ないんだとか。
第3牧場はその年に生まれたコグマが暮らしています。木登りをしていたりして、テディベアみたいで癒されるそうですよ。生まれたてのコグマを見るなら、GW頃がいいそうです。
他にも、ヒグマのすべてがわかるヒグマ専門の「ヒグマ博物館」やアイヌの文化や伝統を知ることができる「ユーカラの里」などがあります。
「ヒグマ博物館」の屋上は倶多楽湖を見渡せる展望台になっていて、倶多楽湖の奥の太平洋まで見渡せますよ~。売店では、アイヌ文様の衣装のレンタルがあるそうなので、記念写真なんてどうでしょう!
所 在 地 | 登別市登別温泉町224 地図 |
営業時間 | 4月~6月 8時30分~16時30分 7月~9月 8時~17時 10月~1月 8時30分~16時30分 2月~3月 8時30分~16時 |
定 休 日 | 無し ※4月中旬と11月上旬に設備点検休業期間有り ※荒天時、臨時休業有り |
入 園 料 | 大人2,650円、子ども(4歳~小学生)1,350円 ※3歳以下は無料 ※ロープウェイ代込み |
駐 車 場 | 有り(普通車150台) 大型車1,000円、普通車500円、二輪車200円 |
4.登別温泉街のイベント
『登別温泉』らしい「温泉」や「鬼」のイベントがあるので紹介しますね!
4-1 鬼火の路 幻想と神秘の谷
「地獄谷」の遊歩道沿いに明かりが灯されます。昼間観るのとは全然違って、幻想的な空間となっています!
夜は怖そうだなぁと思ったけど、写真を見たら、行ってみたくなった~!
・開催時期:通年
・開催時間:日没~21時30分
・会 場:地獄谷展望台、地獄谷遊歩道
4-2 元旦縁起もちつき
1月1日、笛や太鼓の音色に合わせて4人の若者が餅をつく「子宝もちつき舞」が行われます。これは、登別の名湯「子宝湯」にちなんで子宝や夫婦円満、家内安全を祈願する郷土芸能だそうです。
つきたての縁起餅やおしるこが来場者に振る舞われます!
・開催時期:1月1日
・開催時間:11時頃~
・会 場:泉源公園
4-3 元旦縁起もちつき
「お湯」への感謝と、「お湯」が尽きることがないようにと繁栄と無病息災への祈りを込め、節分に合わせた2日間の日程で行われます。
2日目に行われる「源泉湯かけ合戦」はとても盛り上がるそうです!紅組が勝つと湯の温度が上がり、白組が勝つと湯量が増えるという言い伝えがあるため、両チームとも激しく湯をかけ合うそうです。
また、閻魔さまの使者である「湯鬼人(ユキジン)」が温泉街に現れ、豆まきをして厄払いをするそうです!
活気がありそうですよね~!観てみた~い!
・開催時期:2月3日~4日
・開催時間:3日 13時~22時30分頃
4日 18時~20時45分頃
・会 場:登別温泉一帯
4-4 地獄の谷の鬼花火
『登別温泉』の湯の守り神「湯鬼人」たちが、人々の幸せを願い、厄払いを祈願するために手筒花火を打ち上げます。
手筒花火は噴火した地獄谷をイメージしているそうで、高さが8mにもなるんだそうです!
手筒花火、迫力ありそうですね!
・開催時期:6月上旬~7月下旬
期間中の木曜日と金曜日
・開催時間:20時30分~
・地獄谷展望台
4-5 登別地獄まつり
「地獄谷」で地獄の蓋が開き、閻魔さまが鬼たちを引き連れて『登別温泉』にやって来るという伝説をもとにしたお祭りです。
見どころは、「エンマ大王からくり山車」。(写真左下)
普段、「閻魔堂」に鎮座している閻魔さまがこのお祭りのときは山車に乗り、湯鬼人たちと極楽通りを練り歩きます。 閻魔さまが目を光らせ山車の上で立ちあがると6mもあるそうですよ!
山車の上にただ乗っているだけじゃなくて、動かすっていいですよねぇ~!閻魔さまがからくり人形で良かった――、みたいな(笑)
また、「鬼みこし暴れ練り込み」というのがあります。(写真右下)
男性陣が担ぐ、重さ1トンもある「赤鬼みこし」と、女性陣が担ぐみこしが「極楽通り」を練り歩きます。男性陣が担ぐ「赤鬼」は、普段はJR登別駅前に鎮座している「赤鬼」だそうです。
こちらのみこしは、一般の方も担ぎ手になれるようですよ!
他にも、地元の方と観光客が一致となって踊る「鬼踊り大群舞」、フィナーレは「地獄谷」で1,700発の「昇天花火」など、盛りだくさんの内容です!行ってみた~い!
・開催時期:8月最後の金・土・日
・開催時間:金曜日(前夜祭) 18時~20時30分頃
土曜日・日曜日 12時~22時頃
・会 場:極楽通り、泉源公園、地獄谷、特設舞台
5.おわりに
『登別温泉』、いかがでしたか?
ただの温泉街じゃなかったですね! 見どころは盛りだくさんでした! お祭りも楽しそうでしたよねぇ~。「湯鬼人」に会いに行って、厄払いしてもらいた~い(笑)!
しかし、なんと言っても、『登別温泉』は「地獄谷」をはじめ、大地のパワーを直接体感できるスポットだということ! ぜひ、大地のパワーを体感しに行きたいと思いました!
今は立入禁止となっている「大正地獄」も早く観れるようになるといいですよね。
そして、ちょっとだけ足を延ばせば、温泉街の北西側には「カルルス温泉郷」、温泉街の東側には透明度28.3mと透明度ランキングで1位2位を争う「倶多楽湖」、JR登別駅に向かえば「登別伊達時代村」や「登別マリンパークニクス」など、まだまだ見どころはたくさんあります!
読んでくださった皆さんの中に、『登別温泉街』行ってみようかな、と思ってくれた方だいたら嬉しいです!新千歳空港からも札幌からも訪れやすいので、ぜひ!
※コロナウィルス感染症の影響で、各施設・イベントとも通常営業ができていないと思われます。
訪れる際には、事前に確認してくださいね。
※本文内の写真は、注釈のないものはすべて【写真AC】より掲載しています。
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